あらすじ
僕は探偵を営む汐入悠希の厄介ごとにいつも巻き込まれてしまう。
知り合いの刑事、梅屋敷さんが汐入を訪ねて来た。旅館で起きたある事件の犯人の逃走経路を推理して欲しいとのことだ。第一発見者は鍵を開けて部屋に入った。つまり密室だったという訳だ。
「暫く部屋に潜んでから逃げる、或いは駆けつけた人達に紛れると言う可能性もある」
「ふむ。ドラマなんかで良くありがちなやつだな。密室の謎はそれで良いんじゃないか?」
おいおい、汐入よ、そんな投げやりでいいのか?
ひとしきり梅屋敷さんの話しを聞き終えた汐入。
「よし。わかった」
「わかったのか!?汐入!」
「いや、ごめん。そういう意味じゃない。現場を見る必要があることがわかった。梅屋敷の話しだけで解るならワタシもアームチェアディテクティブを名乗れるが、流石にそんなに明晰な頭脳は持ち合わせていないからね。能見、ここの旅館、予約してくれないか?」
「えっ?僕が予約?」
いつもながら恐ろしい勢いで巻き込んでくるな。こちらの都合はお構いなしだ。
この謎、解けるのか?わかるのか?大丈夫か?汐入!