あらすじ
小説家の山口美和は、過去のトラウマに向き合えないまま、
仕事に逃げるように心を閉ざして生きてきた。
吐き出しきれない想いは、すべて小説の中に。
作品は順調に売れ、ついにはドラマ化も決定。
「このまま引きこもり生活も悪くないか」――そう思っていたある日、
同じマンションに今井柊司が引っ越してくる。
彼は、美和の小説を原作にしたドラマで主演を務める人気俳優。
完璧に見えるその姿の裏に、どこか危うい影を隠していた。
まっすぐすぎる想いは、やがて歪んだ執着へと変わり、
恐怖と安らぎの狭間で、美和の心も揺れていく。
――これは、愛か狂気か。
たった一人を見つめ続けた俳優と、不運な小説家が紡ぐ、
秘密の共依存ラブストーリー。