あらすじ

四月末、新人研修を終えた同期だけの決起集会。
軽いノリのトランプゲームで、藤田ミツキは同期の菊地ヨウスケとビニール袋越しにキスをする。

二十五ミクロンの薄膜を隔てた一瞬の鼓動と、ヨウスケが口にした「十年前、無理やりだった」という告白が場の空気を凍らせる。

ゴールデンウィーク明け、彼の姿はそこになかった。

触れたのは唇ではなく、触れてはいけない過去。
ミツキの心に、静かな余韻だけが深く刻まれていく。

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アルファポリス
アルファポリス2025/09/16
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