あらすじ
“死神”と聞いて、君はどんな存在を思い浮かべる?
真っ黒なローブを纏った骸骨? 大鎌を携えた“死”の象徴?
ありとあらゆる生物の命を刈り取る、冥府から遣わされた悪なる存在?
――違う。死神だって、悪いヤツばかりじゃない。
そう語るのは、ある死神と契約を交わした高校生だった。
彼はある日、謎の少女の命を救ったことをきっかけに、その運命を大きく変えたのだ。
彼は数々の陰謀に巻き込まれながら、どれだけの絶望に打ちひしがれながらも立ち上がり、依然として闘い続ける。
幾多の苦楽を共にしてきた、人間や死神の仲間たちと共に。
『楽園を作る』という理想のもと、人間の魂を奪い続ける死神の野望を止めるために。
彼は、「人間と死神は共存できる」と信じていた。
これは、一度死んだ人間が死神と契約し、現世に舞い戻る禁忌を描いた王道現代ファンタジー。
四神代市という小さな街を舞台に、『人間界』と『死神界』という、二つの世界を巻き込んだ大波乱が、今始まろうとしていた――。