あらすじ
未来の王妃だったはずが、聖女の嘘によって婚約破棄され、全てを失った悪役令嬢ロゼリア。
「――結構ですわ。そんな地位、こちらから捨てて差し上げます」
しかし、彼女は絶望しなかった。断罪の瞬間に蘇ったのは、薬草(ハーブ)を愛した研究者だった前世の記憶! 彼女の武器は、魔法が全ての世界を覆す、膨大な植物の知識だった。
追放先の辺境で薬草園を開き、独自のポーションや化粧品で人々を救うロゼリア。その評判はいつしか、彼女を捨てた王都をも揺るがし始める。
一方、王都では聖女の周囲で不穏な影が蠢いていた…。偽りの聖女の正体、消えた自らの聖印(ちから)の謎、そして彼女の本当の価値に気づき始める男たち。
「今さら私に何の御用ですの? 私のハーブは、後悔には効きませんことよ?」
これは、全てを失った令嬢が運命に抗い、華麗なる逆転劇と共に本当の幸せを掴む物語。