あらすじ
やぁ、ようこそ、君。
いやはや、驚いた。
まさか君たちみたいな未開の文明に、ここまでたどり着ける奴がいるとは。
……ふふっ、いいだろう。特別に、褒めてあげる。
そんなに畏まらなくていい。
もっと肩の力を抜いて、リラックスして。
私?私は、執筆中のメインストリーから逃げたくて、ここに来た。
ここは我々が作った精神の世界。
自分の物語から逃げたくなるときに、何かを書きたいと思うための闇鍋さ。
書かずにはいられないくせに、書き切る自信もなくて。
まとまらない妄想。
分類不能のストーリー。
吐き出さなきゃ内臓やられそう。
だから、私はここにいる。少しだけ吐き出すのために、ね。
物語って、なに? ふふ、おやおや。
なんとも無垢で、実に低位存在らしい問いかけだね。
よろしい。ならば、教えてあげようじゃないか。
――この、『嘘』という名の糸で編まれた、人類最強の創造物について。