あらすじ
子爵令嬢セレスティアは、お見合いの席で唖然とした。
用意された相手の一族は、長男はすでに妻持ち、次男も婚約済み、三男には恋人がいるという有様。
「では、私は誰と結婚するのですか?」
問い詰めても、家は言葉を濁すばかり。
だがセレスティアは泣き寝入りしなかった。
「責任を取っていただきます」
そう宣言すると、三男の恋人との関係を暴き、彼に別れを選ばせる。
強引に婚約を結ばれたはずが、次第に「計算高いはずの令嬢」と「恋人持ちだった三男」との間に、不思議な絆が芽生え始めていく。
――狙った責任の取り方は、予想外の恋のはじまりであった。