あらすじ
その日、全人類は恐怖した。
青い体表の1つ目巨人どもの襲撃に。
奴らは邪神インリガシィセン(リムリ=ガル=イセスとも。人の口では発音できない名前のためどの呼び方も正しく、また、間違っている)に率いられた異世界からの侵略者だった。
人類の力ではどうあがいても敵わない強者ども。
星の女神ドルメシアスは天の軍勢を率いて侵略せし巨人どもに対抗する。人間たちも自分たちの星を守るため立ち上がる。
戦況は一進一退。巨人どもは強い。
幾度となく繰り返される戦闘。
幾度となく繰り返される決戦。
あるとき、女神は戦いの中、巨人どもを率いる邪神によって深手を負った。ただし女神も邪神に深手を負わせた。相打ちだった。互いに、刺し違える形となった。
彼女は残された力を振り絞り、人類に規格外の祝福を与えたもうた。
それは、天使化の祝福。
そうして女神は負った傷を癒すため深い眠りにつく。
邪神もまた傷を癒すべく深い眠りにつく。
人類に与えられた使命は一つ。
最高戦力たる女神ドルメシアスの治癒の眠りが覚めるまで、戦況を維持すること。
人類は、人類だけでは、この世界を跨ぐ侵略戦争には決して打ち勝てない。
いわんやこの戦争の勝敗は『先に傷を癒して目覚めた』どちらかの神によって決まる。
いつ終わるともしれない壮絶な戦いが続く……。
初戦が撤退戦でしかもうちの小隊が殿(しんがり)とか俺が死ぬわ!
なんだかわからない原因で死んで。
気がつけば転生。
貴族の家の子となるも、高貴なる義務として兵役に出なければならなくなる。
更に気がつけば押されに押されまくっている戦域で――
男とヤりたい性欲を持て余す部下(全員処女)4人と唯一まとも(?)な副官を連れて戦っている。
くそ。俺の人生どうなってるの!?
4人の変態は以下の通り。
ちなみに貞操観念逆転世界なので、ここで言う処女とは無価値と同義である。むしろ負債。
【実働班。種族はすべて天使族に分類】
元龍人のミリア=ビル。36歳(人間換算18歳)。龍人らしくなく肉が食べられず虚弱体質で家を追われた。天使化で体質が変わり健康体に。ムッツリ系の変態。年齢=処女。階級、天使。
自称1万3千歳の元ハイエルフのララ=ハートクィーン。チビのじゃロリ。虚乳。見た目小学生低学年。年齢=処女。おねしょするので眠るときオムツ着用。性癖破壊系変態。階級、天使。
元ドワーフ族のルルカ・マッドハット。160歳。人間換算で16歳。常にエロいことを考えているボンテージ拘束具大好き処女。三点攻め聖女殺しを作ったド変態。階級、天使。
元白熊系獣人のストラ・ハンプティ。20歳。大柄な元獣人。焚書対象BL同人誌の伝説的作家。でもリアルで珍々を見たことがない。ア〇ル大好き処女。普通に変態。階級、天使。
ついでに唯一まとも(?)な副官も紹介。
元兎人族のミミ・ウォッチラビット。ワンダーランド伯爵家、副執事長。暗部担当。19歳? 副官。階級、大天使。小隊最強。処女? 実は女の子が好き。ちなみにこの世界は同性結婚可。
【実働班、隊長。もちろん種族は天使】
アリス・ワンダーランド。肉体年齢14歳(実年齢0歳) 本名、夜兎神桃也(ヤトガミ・トウヤ)。男性(であることを隠している)。転生者。元人間。小隊隊長。階級、力天使(0話時)。ワンダーランド伯爵家跡継。アリシア・C・ワンダーランド伯爵のクローン。生前は南米P国に在住。享年15歳。
【支援班、非専属、中隊オペレーター】
元犬系獣人のリズ=ホワイトナイト。16歳。白柴イヌ耳。モフモフ巻き尻尾。ニオうもの好き。お出かけ大好き。温和な性格。柴犬っぽいけど、世間で言われるメス柴犬のきつい性格とは無縁な優しい子。モデルは作者が昔飼っていた柴犬(メス、享年16歳)。内緒だがとある女神の使徒。わんわんお! わんわんお! 年齢=処女。アリス君をサポするとても良い子。階級=大天使。
【ワンダーランド伯爵家の居候】
謎幼女。赤目銀髪。残存思念体が形を持ったものらしい。常にふわふわ浮いていて、現れたり、消えたりする。見た目は3歳くらい。可愛い女の子吸血鬼(?)。レベルは不明。ほぼ常時眠っている。寝言でにゃーにゃーいうので、チェシャ・アタナシア・ニャーコと名付ける。無邪気。
俺は男だ。肉体的には14~15歳だそう。
この世界の男女比率は狂っていて、100年前の邪神軍侵攻あたりから現在に至り『女が5、男が1』となっている。ただしこれは公式――大本営発表的な意味合いでのもので、実際は『女が7、男が1』くらいだという。しかも貞操観念が俺の知る世界と真逆と来る。
この世界は女性主権社会なのだった。
男は女に守られて生きている。
男に求められるのは家庭の主夫なのである。あと性処理要員。女にチンポコを食われる毎日。
なぜなら女のほうが魔力に圧倒的に秀でていて、圧倒的に強いから。
男は女の三歩後ろを歩く世界。社会的弱者。例外的事案以外参政権もない。
そんな世界でオレは男を隠して戦場を駆け抜けている。
バカでドスケベの4人の部下を率いて。唯一まとも(?)な副官も加えて6人小隊となる。
彼女らにオレの正体がバレたら、逆レでミイラになるまで性的に食われるだろう。
知ってるかい? ここの世界の女たちは皆ケダモノだと。性欲モンスターだと。
男が街を独り歩きなんて絶対にできない。下半身を丸出しにした女たちに襲われて搾精されてしまうから。珍珍が枯れるまで。そしてどこかにお持ち帰り。その後は知らん。
これは、あらゆる意味を踏まえて、現実であり事実なのだった。
世界もヤバいが、そもそもこの世界の女どもがもっとヤバい。
俺の明日はどこに向かっている……?