あらすじ
作品の紹介
この作品は小説というより、戯曲に近く台詞主体になります。
私の初期のものになります。
どこまでもピュアな愛の姿を描いております。
また、昭和感のある作品です。
あらすじ
高卒・母子家庭の優一は、貧しくとも温かな愛情に支えられて生きてきた。
東大在学で財閥の一人娘・加奈は、何不自由ない暮らしの裏で、母の愛を知らず孤独に耐えている。
正反対の二人は出会い、言葉を重ね、やがて互いを拠りどころにしていく。
しかし加奈の父は、身分差を理由に二人を引き裂こうとし、ついには暴力の影が二人を襲う。
東京を離れ、南の島でのささやかな日々――素朴な食卓、海の風、夜の静けさ。
それでも病の告知と家の圧力は、幸福の輪郭を少しずつ削っていく。
愛は運命や貧しさを越えられるのか。
台詞主体=“声”で進む物語が、最後に照らす「残されたもの」とは。