あらすじ
核に支配された世界――
竜が覇権を握り、魔族が血から力を引き出し、人間はただの駒と見なされる。
そんな中で、一人の落伍者が運命に抗う。
核を持たずに生まれた少年ロイド。
社会から捨てられ、希望を奪われた。
その狂気じみた笑いの裏に隠されているのは、壊れた心と底知れぬ悲哀。
だが、彼は意志の力だけで己の刃を鍛え上げる――
一振りは黒、一振りは白。
そして人間が決して踏み入れたことのない道へと歩み出す。
氏族から恐れられ、魔族に狙われ、古の存在に試されながら――
ロイドは「無」から立ち上がり、世界を呑み込む嵐へと変わる。
だが血と影で伝説を刻むうちに、狂気と天才の境界線は次第に曖昧になっていく……。
彼は人類の救世主なのか、それとも究極の呪いなのか?