あらすじ
ノヴァリスティア王国の王太子エリオスと、双子の妹リアナ。
彼らは“暴君”と恐れられる父王に深く愛されていた。
だが――その溺愛は周囲の反感を呼び、腹違いの弟たちからも妬まれているに違いない、とエリオスは思い込んでいた。
その上厄介なことにエリオスには、王の資質として最も大事なものが欠けていた。
そう、エリオスには魔法の才能がなかったのだ。
しかし、暴君の父王はそれでもエリオスを王太子にすることを望み、エリオスには王太子として誰に対しても厳しく接するように命じた。特に、王位継承権を持つ弟たちに対してはなおのことそれを強要した。
弟たちを大切に思うがゆえに、心を殺し笑顔を封じたエリオス。
――だが彼は知らない。無愛想な仮面の奥に潜む“優しさ”を、弟たちはすでに見抜いていることを。
これは、不器用で優しい王太子が、兄弟と仲間に支えられ、
少しずつ歩みを取り戻していく――成長と再生の物語。
投稿先『小説家になろう様』『アルファポリス様』