あらすじ
オーストリアの温かな宮廷で生まれ育った皇女マリア・アントーニア。
幼い彼女は、やがてフランスへ嫁ぎ「マリー・アントワネット」と呼ばれることになる。
豪奢なヴェルサイユ宮殿、幼き夫ルイとのぎこちない恋、母としての喜びと苦悩。
華やかさの陰で、少女の心をそのままに、ただ愛と家庭を求め続けた一人の女性。
しかし、時代は彼女を容赦なく呑み込み、やがて革命の嵐が訪れる。
その歩みの果てに待つのは、壮麗な玉座か、断頭台か――。
史実をベースに、作者独自のアレンジを加えて綴る、
ひとりの女性の愛と孤独の物語。
「泡沫の王冠」──華やかに咲き、やがて散りゆく、その一生を描く