あらすじ
側近に殺されかけた国王クレアルコスは、誰のことも信じられなくなってしまった。すべての臣下の投獄を命ずる王を諌めた王妃レーテーも、彼の怒りを買ってしまう。レーテーは、古びた塔に閉じ込められて、王に課された無理難題を三日以内に解決しないと、斬首されることに決まった。悲嘆に暮れる彼女のもとへ、足元のネズミが語りかける。「おい女。てめえ、誰の許可取って、俺の隠れ家に乗り込んで来やがった?」 この古塔、伝説の大魔導師アイネイアースの秘密の住処だったらしい! 使い魔のネズミを介して事情を聞いたアイネイアースは、意外なことに情に脆くて、レーテーを手伝ってくれることに。おせっかい焼きのチンピラ口調大魔導師が、王と王妃の仲を取り持つお話。