あらすじ

八世紀半ば、華の都・長安。遣唐使副使・大伴古麻呂は、新年の祝賀儀礼で日本が新羅の下に置かれるという、耐え難い屈辱に直面する。それは、ただの席順ではない。東方の独立国としての日本の誇りが、そして未来が問われる瞬間だった。 「このまま引き下がるわけにはいかない――!」 強大な唐の官僚たち、そして長年朝貢を続けるライバル新羅。幾重にも立ちはだかる壁を前に、古麻呂の孤独な戦いが始まる。彼の武器は、日本の歴史と文化への深い理解、そしてまだ長安の誰も知らない、前年の「ある出来事」を記した一枚の書状。 その記録が意味するものとは? それは膠着した状況を打ち破る一手となり得るのか? 国家の尊厳を胸に、知恵と不屈の精神で大国との交渉に挑んだ男の、誠実にして果敢な外交戦記。 ※小説家になろう、Talesにも投稿しています。

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カクヨム2025/06/11
  • 現在の作品遣唐使の外交戦:長安、席次を巡る日本の矜持