あらすじ
十数年に渡り続いたマルダ鉱脈戦争。
ロクナム国とリキュア国との泥沼の戦は、たった一人の男によって終結した。
銀狼将軍と、ひと振りの長剣。
リキュア国の王都クサントスに単身で斬り込み壊滅させた『銀狼将軍』はロクナム国の英雄として語り継がれ、あまたの敵兵を次々と斬り伏せおびただしい返り血で染まった彼の剣は『朱の狂剣』と呼ばれ両国から畏怖された。
約500年後。当世におけるロクナムの幼い王女フィレリアは、王城の地下室で偶然、銀狼将軍と思しき男性を閉じ込めた氷塊を発見する。
その数年後。再び両国間で戦争が勃発するが、今回窮地に追い込まれたのはロクナム国の方だった。
父である先王の急死により若くしてロクナムの女王となっていたフィレリアは、一縷の望みを賭け、かつて見た地下の氷塊の中で眠る狼将軍の復活を試みるのであった。