あらすじ
転校先の音楽室、生徒会の集まりで出会った愛と優。
彼はすぐに男子校の寮へ入り、二人は離れ離れになったが、高校時代のコロナ休校中に偶然再会し、「二人だけの街」を歩き、街の出口で抱きしめ合う。
浪人を経て大学に進んだ春、愛は東京で優と再会する。鎌倉での告白、横浜の夜景での涙、恵比寿で見つけた春樹の新刊告知。
揺れる感情と未来への不安を抱えながらも、ホテルの部屋で迎えた初めての夜に「二人でありながら一人になる」感覚を知る。
「一つになれたらいいのに」それは、すべてが「海になれればいいのに」ということだった。
永遠を願いながらも、必ず訪れる別れの予感を抱えたまま、愛はその夜を胸に刻む。