あらすじ
※この作品には、なろう系特有の「俺TUEEEE」「無双」「ハーレム」「異世界まったりスローライフ」などの要素は皆無です。ご注意ください。
色々なことがあった。
本当に...色々なことがあった。
だからこそ、何が正解だったのかと考えてしまう。
あの時にこうしていれば、この時にあの選択を取っていたらと......
きっと、『先のことなんて誰にも分からない』などと皆は言うのかもしれない......
確かに正しい。けれど、そんな理屈を求めているわけではない。
今も...後悔がほんの少しだけ残っている。
......取れることのない後悔が...ずっと残っている...だけ......
恐らく死の直前まで...いいえ、その後も考えていると思う。
貴方の世界に私はいない。私の世界には貴方がいた。
......私は運命が嫌い。貴方と出会うことになるのだから。
......私は貴方が嫌い。一人では到底耐えることのできない重責を背負って、行ってしまったのだから。
去り際に放った「またね」が苦しいものだなんて、考えてもいなかった。
会えなくなるくらいなら「さよなら」が良かった......
あれから10年......月日が経った今でも...忘れた日は一度もない。
......私は私の世界が嫌い。貴方のいない世界が今......幸せに満ち溢れているのだから。
......もう会えることのない貴方に、ずっと聞きたいことがあった。
『今の貴方は幸せですか?』
......きっと、そうだよね。そうでなきゃ報われない。そうでなきゃ.........
一つだけ...たった一つだけでいいから、願わせて下さい。
私の、最初で最後の願いを...............