あらすじ
部員数3桁を誇る、強豪ダンス部。
そのヒエラルキーの頂点に立つ、部長りりあは、大会ナンバーのオーディションを前にこれまでにないほど焦りを感じていた。
『完璧な自分』でいるためにも、期待してるママのためにも、絶対にセンターをとらなきゃダメなのに。
気づいたらすぐ後ろに、ついこの前まで初心者だったはずの紗英が迫ってきている。
焦る。恐い。悔しい。妬ましい。
もうあいつを、潰すしかない――。
でもその策略を、神宮寺に目撃されてしまった。
「先輩、ヤバくないすか? これ、拡散されたら」
彼に脅されてほの暗い感情をぶつけられ、りりあは優等生の仮面を剥がさざるを得なくなっていく。
「みんな自分のことで精一杯。それの何が悪いの?」
順風満帆に見える高校生活の裏で、綺麗ごとじゃない青春をかいくぐる、りりあの7日間戦争。