あらすじ
※性描写があります。そちらは、完全、非公開にしています。
あらすじ
ある日、寮を出て学校へ向かう途中、エメ・デポルトは嫌な視線を感じた。誰かが自分をじっと見つめている。それも執拗に。ぞっとして立ち止まったエメに、同室のランダル・クストーが気づく。
どうかしたか? とランダルが問いかける。勘違いかもしれないけれど、誰かが自分を見ている気がする、とエメは言う。
ここは、国中から魔法を学びに来ている魔法学校である。
全寮生である寮の同室のランダルにエメは恋をしていたが、その気持ちは言い出せずにいた。友達でいいと思って、できるだけ一緒に過ごしている。
しかし、その日から、エメに対するつきまとい行為が始まり、すっかり怯えてしまったエメに、ランダルが、恋人のふりをしようかと提案する。
ランダルのことが大好きだったエメは嬉しくてお願いする。しかし、つきまといの行為はどんどん悪質なものになっていく。
数日たったある日、魔法学校で委員会があり、図書委員であるクラスメートのギー・デュ・ベレーが闇の魔導書を見つけてくる。
ギーは、使い魔であるネズミが全然なつかないので、その本に書かれている闇魔法で、ネズミをなつかせようと魔法をかけて追い回す。ところがその魔法を誤ってランダルにかけてしまう。
ギーを好きになる魔法にかかったランダルは、ギーに夢中になってしまう。エメは、ランダルの魔法を解こうと必死になるが、ランダルがエメを拒否するようになる。
できるだけ、ギーとランダルを二人きりにさせまいとエメは二人にくっつくのだが、すべてが裏目に出てしまう。
ランダルの魔法を解除したいエメは、ギーにその本の著者を聞くと、「ビドロス」という著者だったことを教わる。
「ビドロス」について、魔法学校の先生に相談に行くと、闇魔法の著者が、魔法学校の校長先生であることを教えられる。
校長先生は、姿を見せたことのない不思議な先生だったが、副校長に呼び出してもらい、呼び出された校長は、ランダルにかけられた闇の魔法を解除してくれる。
エメにひどいことをしたとランダルは心を痛めていて、自分はエメのことが好きであると告白する。
エメとランダルは両想いとなるが、エメを執拗に狙う犯人はいまだ見つかっていない。
校長は、闇の魔導書の持ち主とエメを狙っている犯人は同一人物だという。
話は少し戻り、ランダルが闇の魔法にとらわれている間、自分から他の部屋を変えてほしいと言って、ギーの部屋に移動する。ギーと同室だったサシャ・プディは、エメと一緒の部屋になったが、その後からサシャの様子がおかしくなっていく。
ある日、サシャから好意を寄せられたエメは、自分はランダルを好きだと伝えると、サシャが行方不明になる。
サシャの部屋から、エメに対する思いやつきまとっていた嫌がらせの犯行が見つかり、つきまとっていた犯人はサシャかもしれないと先生が言う。
しかし、サシャがどうしても犯人には思えない。そこへ、行方不明だったサシャが掃除の物置部屋から意識を失って発見される。
これで、エメを執拗に狙っていた犯人は分かったが、どこか腑に落ちないエメである。