あらすじ
政略結婚で隣国に嫁いだ王太子妃ローズは、離婚を言い渡される。
「王太子殿下と妃殿下は、白い婚姻が条件と伺いました。本当の夫婦じゃないなら、別れてください」
王太子を奪ったと言い放ったのは、可憐な風情の伯爵令嬢であり親友のリスグラシュー。
「離婚などという世迷い言は聞かなかったことにしてあげます。わたくしたちの別れは戦争ですもの」
王族の義務として、両国の架け橋であることを選ぶローズ。もし離婚となれば、均衡は崩れ、戦争になりかねない。
リスグラシューは暗い炎を目に宿し、一人つぶやく。
「国も外交も……戦争なんて知らないわ。あなたを絶対に、ここから追い出してみせる」
気高い薔薇よ、さようなら。百合の嵐がみなさまを動乱へいざないます!
第二十四回書き出し祭りに出したものです。名前がセンシティブなので今のところ続きを書く予定はないですが、名前の代替ができれば書くかもしれません。