あらすじ
幼いころから「侯爵家の妻となり、家を支えよ」と言われて育ってきたシーラ。
両親にとっての自分は、ただの「政略結婚の道具」。愛された記憶など数えるほどしかない。
彼女が魔法を使えることを話しても、家族はは『妄想』と断じて取り合ってくれなかった。
だからこそ、ユリウスだけは自分の味方でいてくれると信じていた。
だが、彼は――。
「私はリディアを愛している」
あろうことか、シーラの妹のリディアに熱を上げ、シーラに婚約破棄を宣言する。
婚約破棄と同時に、厄介払いかのように、家族に勘当を言い渡され"魔獣"の住む森の小屋での生活を強いられる。
森で狼の群れに襲われそうになったシーラを助けたのは"魔獣"と忌み嫌われる猫の獣人の青年で―――
これは、「役立たず」と罵られた女性が「愛される魔女」として生まれ変わるまでの物語。