あらすじ

私、夏山桃香(なつやま ももか)には、誰にも言えない秘密の夢があった。 それは、心ときめくような、世界で一番美しいケーキをデザインすること。 でも、早くに父を亡くし、母が一人で支えてくれる私の家では、高価な材料が必要なお菓子作りは、夢のまた夢。スケッチブックに空想のレシピを描きためるのが、私の唯一の楽しみだった。 隣の席の春石樹(はるいし いつき)くんは、クラスで一番無口で、何を考えているか分からない人。 けれど、そんな彼にもまた、秘密があった。 幼い頃のトラウマから、誰にも知られず、一人で完璧なお菓子作りの腕を磨き続けてきた――天才パティシエだという、秘密が。 ある放課後の図書室で、私たちは、お互いの秘密を知ってしまう。 私の夢物語のレシピを見て、彼は、静かに、でも力強く言ってくれた。 「そのレシピ、俺が本物にするよ」 こうして、私――『夢見るデザイナー』と、彼――『秘密のパティシエ』だけの、甘い共犯関係が始まった。 これは、不器用な二人が、お菓子作りを通して、ゆっくり、ゆっくりとお互いの心を溶かしていく、甘くて、もどかしい、恋の物語。

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小説を読もう2025/09/13
  • 現在の作品【完結保証】そのレシピ、俺が本物にするよ ~不器用な天才パティシエと、私だけの夢の設計図~