あらすじ
冤罪で断罪され、処刑台に立たされた令嬢アメリア。群衆が見守る中、処刑人が斧を振り上げたその瞬間――なぜか五人のイケメンが同時に「俺が助ける!」と叫んで飛び出した。王子、宰相補佐、騎士団長、隣国の外交官、魔法師団長。彼らは互いに譲らず、アメリアを巡って大混乱の救出劇が始まる。
処刑は中止となり、アメリアは晴れて自由の身に。だが「誰が護るのか」を巡って五人は修羅場の口論を繰り広げる。やがて彼らは半ば強引にアメリアの護衛兼同居人となり、屋敷は剣と理屈と外交と魔術と愛が入り乱れる戦場に変わっていく。
一方で、アメリアを陥れた真犯人の影はまだ王都に潜んでいた。陰謀を暴くために選ばれた舞台は、華やかな仮面舞踏会。囮となったアメリアの胸元の宝石が光を放ち、ついに黒幕は暴かれる。冤罪は完全に晴れ、真実は明るみに出た。
だが、決着はついていない。五人のイケメン全員が「自分こそアメリアを娶る」と宣言し、王城の謁見の間は再び混乱に包まれる。追い詰められたアメリアが選んだ答えは――「全員を選ぶ」。
処刑台は死の舞台から愛の舞台へと姿を変え、アメリアは“処刑台の花嫁”として新たな人生を歩き出すのだった。