あらすじ
二学期の終わり、僕のクラスから二人が転校することが発表された。
一人は僕、富士田次郎。
もう一人は、雪村真白。
転校先の高校で、早々にぼっちとなった僕は、同じように周囲とのギャップに悩む雪村真白と再会した。
「富士田くんがこの時間なら、私もこの時間の電車にしようかな」
「富士田くんのそのゆったりした感じ、落ち着きます」
「お昼休み、富士田くんの教室に行っていいですか?」
同じ境遇に立ち、同じ悩みを持っていることから、雪村さんとの時間は少しずつ増えていって。
しかし、同じように見えていた僕と彼女が抱えている悩みは、実は根本が違うような気がして――。