あらすじ
婚約破棄の場は、夜会のきらびやかな大広間。侯爵令嬢レティシアは王太子から冷たく「退屈だ」と言い放たれ、屈辱に耐えようとする。しかしその瞬間、場を割ったのは冷徹宰相アレクシスの一言だった。
「ならば彼女は私がもらおう。――君がいないと仕事が終わらない」
突拍子もない言葉に場は騒然。半ば強引に始まった“お試し婚約”は、宰相邸での共同生活へと発展していく。几帳面で不器用、だけど確かに優しい彼と過ごすうち、レティシアの心は少しずつ揺れ動き始める。
しかし王太子は執念深く彼女を取り戻そうとし、ついには暗殺未遂事件まで勃発。陰謀の渦に巻き込まれる中、アレクシスは誓う。
「私は君を守る。仕事のためではない、心のために」
婚約破棄から始まる、宰相様の溺愛と真剣なプロポーズ。
――冷徹宰相と“有能令嬢”の政略を越えた恋物語。