あらすじ
王城で開かれた盛大な舞踏会――そこで主人公リディアは、王太子から突然の「婚約破棄」と断罪を宣告される。証拠もない非難の嵐にさらされ、貴族社会の視線は一斉に彼女へと突き刺さった。
しかし、その場に立ち上がったのは、誰もが想像しなかった三人の大物。冷徹な宰相、炎を纏う竜王、そして豪放な獣人王――彼らは同時にリディアへ「妻になってください」と求婚を告げ、断罪の場は一転して修羅場の舞踏会と化す。
三者三様の想いが語られる中、リディアは気づく。自分は誰かに選ばれる存在ではない。未来を選ぶのは、他の誰でもなく自分自身であると。宰相の理性、竜王の情熱、獣人王の直情――三つの愛に揺れながらも、彼女は「潔白を証明したその後にこそ、真実の答えを出す」と宣言する。