あらすじ
婚約破棄の断罪劇で処刑台に立たされた悪役令嬢。
だが――なぜか王子よりも先に処刑されたのは、隣にいた冷徹な宰相様だった。
王宮に走る混乱と噂の渦。
幽閉された令嬢のもとに現れたのは、処刑されたはずの宰相様本人。
処刑は替え玉による偽装で、真の敵は王子の背後で暗躍する黒幕たちだと告げられる。
「駒として使い捨てられるのか、役者として舞台に立つのか――選びなさい」
差し伸べられた手を取り、彼女は囮として陰謀を暴く道を選ぶ。
偽りの手紙を利用した罠、王宮での密夜の取引、そして黒幕の片鱗が明かされていく中で、
断罪された悪役令嬢は少しずつ「駒」から「役者」へと変貌していく。
やがて彼女は誓う。
復讐ではなく、正義として。
奪われた名誉を必ず取り戻すために――処刑台で隣に立った宰相様と共に。