あらすじ
貴族令嬢アリエル・リンドフォードは「聖女」として後宮で崇敬を集める存在。しかしその裏で、代々伝わる薬草学と毒物調合の秘術を密かに学んでいた。
ある夜、皇太后が謎の高熱で倒れ、後宮に謎の病が広がり始める。祝福も祈祷も効果はなく、医師や魔術師も原因を特定できない。王は病の調査をアリエルに命じるが、やがて彼女は後宮に潜む陰謀と、聖女としての真実に迫ることになる。
義務婚約者の侯爵リオン、忠実な侍女エレナ、謎多き魔術師ヴェルナー……信頼と疑惑が交錯する中、アリエルは薬草と毒の知識を武器に、後宮の闇に挑む。