あらすじ
月と狼の言い伝え……。
なんだか御伽噺のような話、本当にあった証拠なんて無い。
でもその証拠が、世間から隔離された幻想が、目の前に現れたとしたら?
満月の夜、とある温泉に現れたのは銀色長い髪に、獣耳が生えた人間とは言い難い女性だった。
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「くふふ、なんじゃ。人間がここに訪ねてくるなど久しいのう……」
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自分が存在する世界には、現実しかないと思っていた。しかしそこは、ほんの一歩踏み出せばそこは幻想への入り口だった──。