あらすじ
『私は“第二”になんて、なりたくない。だから婚約を破棄します』
誰かのあとに
並ぶために
この命を磨いてきたんじゃない
微笑むふりをして
手を取るふりをして
名前だけの愛に縛られるくらいなら
一人でいい
でも、自分で選びたい
心の最前列に座ってくれる人を
「君を第二に」
その言葉が降るたび
私の心は音もなくひび割れていった
私のすべてを
“誰かの次”として見られるなら
いっそ何も与えたくない
だから私は
その王冠も、その椅子も、その未来も
全部、返します
私はただ、一人の人として
一番に愛されたいだけだったのに