あらすじ
高校二年生の斎藤宗助は、ある日突然、異世界に召喚される。
仲間と共に三年間もの死闘の末に魔王を討伐した彼は、しかし、信じていた王に裏切られ、殺される寸前、聖女の最後の力で元の世界へと送還された。
――だが、帰還した日本では、時間は彼が召喚された日の朝に巻き戻っていた。
失われたはずの平穏な日常。しかし、心と体は二十歳の最強賢者のまま。その圧倒的な力と、壮絶な経験が、宗助を平和な現代社会から浮き上がらせていく。
そんな中、些細なきっかけから裏社会の抗争に巻き込まれた彼は、一人の少女と出会う。
川村美咲――彼の変化に唯一気づいた、物静かなクラスメイト。
彼女の正体は、現代に生きる本物の『陰陽師』だった。
異世界の理を持つ賢者と、この世界の理を守る陰陽師。
二つの異なる力が交差する時、宗助が垣間見た、異世界の仲間たちの絶望的な未来が、彼に新たな決断を迫る。
これは、居場所を失った賢者と、世界の平衡を守る少女が、二つの世界の未来を取り戻す、壮大な戦いの物語。
反撃の時は、来た。