あらすじ
代々続く文豪の家に生まれた佐伯。
その華やかな血筋の裏側で、彼は父の暴力と家庭崩壊の中、押し入れの闇に隠れて育った。
支配され、奪われ、愛を知らぬまま歪に成長した青年は、今もなお“あの頃”を引きずるまま、静かな和風屋敷で物語を綴っている。
そんな彼のもとに、突然現れたのは、無遠慮で恐れ知らずな女子高生・柏木綺華。
「先生、弟子にしてください」
その無邪気な一言は、彼の止まっていた世界を乱すに十分だった。
最初はただの物好きかと思っていた。
だが、佐伯は気付く。
この少女は「自分だけのもの」にできるかもしれないと。
彼は少女を受け入れた――いや、監禁した。
食事、生活、交友関係、SNS、すべてを管理し、監視し、コントロールして。
愛を与える代わりに、自由を奪っていく。
それは愛か、支配か、孤独の果てに生まれた歪な救済か。
「僕の地獄に、ようこそ」
狂気と純愛の境界線で揺れる、
孤独な作家と少女の依存的で監視的なラブストーリー。