あらすじ
スキル【鑑定】しか持たない俺は、勇者パーティから「役立ず」と追放された。
生きるために辺境の村で鑑定屋を始めるが、俺のスキルには秘密があった。
それは、装備が持つ真の能力――「真価」を解放するという、唯一無二の力。
錆びた剣は聖剣に、布の服は賢者のローブに。俺の手にかかればどんな武具も一級品だ。
噂を聞きつけた訳アリのエルフの鍛冶師や、ドワーフの研ぎ師が俺の元に集い始める。
一方、俺を追放した勇者パーティは、装備の劣化と謎の不運に苦しんでいた。
「真価解放」には、鑑定対象との「対話」が必要で、膨大な集中力を消費する。
俺の工房の評判は高まるばかり。だが、その力が王国や魔族に知られるのは時間の問題だった。
さて、次の依頼人は誰だろうか?