あらすじ
公爵令嬢メイジーは、婚約者であるヴィクター王子に理不尽な婚約破棄を突きつけられる。公衆の面前で罵倒され、絶望の涙を流す彼女の姿は、同情と憐憫を集めた。
しかし、それはすべて仕組まれた計画だった。
彼女には故郷に愛する人がおり、王子の理不尽な束縛から逃れるために、婚約破棄を生業としている乙女たちに依頼していたのだ。
痛ましいヒロインを演じきったメイジーが、無事に幼馴染の元へ帰った後、残ったのは自らの愚かさに気づかないヴィクター王子だけ。
そして、人知れず仕事を終えた乙女たちは、次の依頼へと向かう。
これは、誰かの幸せのために、『嘘』を『本物』へと仕立てる乙女たちの物語。