あらすじ

リュシーは高嶺の花だ。 容姿端麗で社交もでき、性格までが良い。こんな存在はあまりいない。 だがそんな彼女には、一ヶ月前からずっと異変があった。 頭痛 その原因は分からず、今もまだ頭痛は続いている。頭痛薬を飲んでいるものの、同じ時間帯で繰り返す頭痛は気持ちが悪くなる。 時間に合わせて頭痛がきていたが、最近では朝昼晩の二十四時間、ずっと頭痛が続くようになった。 「頭痛が一ヶ月前から同じ時間帯にある」と両親には話したが、未だに「朝昼晩ずっと頭痛が……」とはどうしても勇気が出ない。 医者に診せても「問題ない」と言われるばかり。だがリュシーは、父親に昼に『安全な』森に公務の付き添いを頼まれた。 これはリュシーが『公務で外出することになったら、私も連れて行ってくださいませんか?』とお願いをしていたという訳だ。もちろん、親バカな両親はそれを娘の成長だと喜び快く受け入れてくれた。 だが、父と別行動をとった際、魔物がこちらに迫って来た。 熊型の、恐ろしい雰囲気を漂わせている魔物だ。 「———っ! 嫌、来ないで! お願いよ……!」 そうねだるも、魔物には言葉すら届いていない。 そんな時だった。 【どこだろ……毛先がクロッカス色をした、黒髪………】 芸術上手な無の顔を保ち続ける王太子、ロレンツィオの声が聞こえたのは。

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小説を読もう2025/09/12
  • 現在の作品公爵令嬢は芸術上手で無な王太子の心の声を聞けるようになった