あらすじ
突如として舞い込んできた「元」公爵令嬢との婚約話。
その話に、伯爵家の三男であるシリル・アシュベリーは絶望していた。
転生者である彼はどうしても貴族の生活に馴染めず、家を離れるためにも騎士団に入団していたくらいなのだ。
しかも、その相手の「元」公爵令嬢は、王太子から婚約破棄をされた上に、勘当もされていると聞く。
そんな悪女が婚約者なんて有り得ない。
気ままな一人暮らしが、悪女によって蹂躙されるなんて以ての外だ。
それ以前に、彼が独り身なのは、もはやアレルギーとも言えるような女性恐怖症。
誰かと結婚して一緒に暮らすなんて不可能な話だったのだが、突如として押しかけてきてしまう悪女。
追い返そうと思うのだが、なんだか聞いてた話と随分と違う。
どう見ても悪女と言うよりは、天然ポンコツ頭お花畑な少女だったのだ。
ひとまずは話を聞いて見ようとするのだが、彼が国家を揺るがす陰謀に巻き込まれる第一歩だった──。