あらすじ
すべてが灰色に見える世界で目覚めた少女、イロハ。
彼女は自分の名前以外、すべての記憶を失っていた。感情さえも、どこかに置き忘れてしまったかのように何も感じない。
唯一の手がかりは、手に握られた一枚の「穴あき地図」。
途方に暮れる彼女の前に、地図から生まれた光の精霊「パレット」が現れる。
パレットは告げる。――その地図は、君の心そのものだ、と。
地図にあいた空白は、イロハが失くした記憶と感情の場所。
彼女は失くした自分自身を取り戻すため、地図の穴を埋める旅に出ることを決意する。
悲しみが雨となって降り続く谷、喜びが陽光として降り注ぐ丘……。
不思議な場所を巡り、忘れていた感情に触れるたび、イロハの世界に一つ、また一つと「色」が戻っていく。
なぜ記憶を失わなければならなかったのか?
旅の先に待つ真実とは?
――これは、失くした私を探し、未来を描くための物語。