あらすじ
「多夫多妻、イヤ、絶対。」
複数男女での婚姻──多夫多妻制が日本で認められるようになってから、二十年近い時が経つ。
施行当初は反発が多かったこの制度だが、社会に浸透するまでに案外時間はかからなかった。それまでの価値観はひっくり返り、現在では、より多くの者と婚姻関係を結び、より大きなコミュニティを築いた者が、成功者、勝ち組だと言われている。
今となっては多夫多妻婚が社会のスタンダード。一夫一妻を望むだなんて、時代遅れのマイノリティなのだ。
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芹澤真昼、26歳。ウェディングプランナー。
一夫一妻婚支持者(過激派)。
頭の固い旧人類と笑われようが、目指すはあくまで一夫一妻の婚姻。この世でたった一人の人と、愛し合い、助け合い、生涯連れ添うと誓いたい。
志を同じくする伴侶を見つけ出すため、日々奮闘中。
担当したある結婚式のトラブルが元で知り合った九条颯太は、一夫一妻多夫多妻うんぬん以前、そもそも結婚なんてクソ喰らえ、のNO結婚派。
その気になればハーレムを築くことも余裕で可能なルックスでありながら、対女子非接触主義を貫いている。
異なる信条を持つ二人のねじれた関係は、
いつかほどけて、重なり合うのか、否か───
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