あらすじ
作品あらすじ(ネタバレ含む)
西暦2900年。30世紀の始まりである2901年が間近に迫った世界は、「世紀末ブーム」に沸き立っていた。
男たちが戦争に明け暮れ、自滅した後の時代。文明崩壊後の地球の片隅にある、とある国で、十代以上の歳の女性たちが、実用武器を駆使して競い合う、総合格闘技紛いの野蛮な試合がくり広げられていた。
人間としての種が「女」のみの単一生殖に減ってしまった人類は、悪戦苦闘の研究の末に「単為生殖」という、一人で子を成す生体プログラムマシンを開発。広く一般に普及し、新生児誕生の課題は克服したかに見えた。
しかし、「単為生殖」によって誕生した「新人類」は、通常の人間を遥かに超えた肉体的強度を誇り、代償として平均寿命の半分の年月で命潰えてしまう副作用を抱えていた。
死期が訪れた「新人類」は、自我を失い、その強靭な肉体を破壊に使ってしまう。
彼女たちは、『災禍《サイカ》』と呼ばれ、驚異の象徴となった。
非合法の総合格闘技『ガールズ・デュエル』のトップメンバー、山谷真優《やまたに まゆ》は、親友だと思っていた二人のメンバーに裏切られ、窮地に陥ったところを謎の刺客に助けられる。
そのままどこかへ匿われた真優は、虎神琥珀《とらがみ こはく》と名乗る刺客から、新勢力の地下組織――『ドレス』に誘われる。
『ドレス』は、『災禍《サイカ》』へと落ちた者たちの救出対策を生み出していた。
『災禍』を元の人間に戻すため、そして社会を再構成していくため、琥珀は使命を持って真優を誘う。
『ガールズ・デュエル』の実態を暴こう、と。
真優は戸惑いながらも、裏切られた二人の真意を知りたいために、琥珀と手を結ぶ。
女たちは互いに牽制しつつ、時に助け合い、時に殺し合い、明日をも知れぬ我が身を守り、この世を生き抜いていく。
バトル主軸のガールミーツガール。