あらすじ

ごく平凡な現代日本の男が迷い込んだのは、アッピア街道の建設が始まったばかりの紀元前312年、古代ローマ。 彼が唯一持っていたのは、空間をショートカットして瞬時に移動できる謎のスキルと、相棒である脳内AIアシスタント『ChotGPT』の膨大な知識だけ。 日々の糧を得るため、その圧倒的な速さを活かして「クーリエ(運び屋)」として働き始める主人公Ryu。彼の規格外の能力は、すぐに野心的な騎士階級の商人ルキウスの目に留まる。 「お前の速さがあれば、ローマの富の流れを支配できるかもしれん」 ルキウスの専属クーリエとなったRyuは、国家の食糧事情を左右する穀物取引から、元老院議員が求める希少な奢侈品の輸送まで、ローマの経済を裏側から動かす重要な任務に次々と挑むことに。 やがてRyuは、平民と外国人が集う自由なアウェンティヌスの丘に惹かれ、「ここに自分の家を持つ」という夢を抱く。 だが、AIが示した現実は非情だった。外国人である彼に、ローマの不動産を所有する法的な権利はないのだ。 異邦の神々が囁くアウェンティヌスの丘、国家の威信が宿るカピトリヌスの丘。 武力だけでなく、法と記録こそがローマを支配する真の力であると知ったRyuは、AIの知識を頼りに、この世界の複雑なルールを一つずつ解き明かしていく。 金は稼げる。だが、それだけでは認められない。 これは、未来の知識と規格外のスキルを武器に、強力なパトロンと共に歴史の奔流へ飛び込み、自らの居場所と未来をその手で掴み取る男の物語。

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小説を読もう2025/09/11
  • 現在の作品タイムトラベルで飛ぶ[ローマ編] ~AIと「近道」スキルで、歴史の裏側から成り上がる~