あらすじ
大阪で働くグラフィックデザイナーの明里は、仕事と人生に閉塞感を抱いていた。ある日、写真集で見た豊島美術館に強く惹かれ、衝動的に会社を辞めて島へと向かう。
豊島美術館で水滴が生まれる光景に触れ、心が解放される。アートだけでなく、島の厳しい歴史や、移住者の由美との交流を通して、彼女は自分自身の心の傷と向き合う。
大阪へ戻るフェリーの上で、明里は未来への不安が希望に変え、新しい一歩を踏み出す。半年後、瀬戸内海の小さな町で、豊島での経験を活かしながら穏やかに生きる彼女の姿があった。それは、自分自身で人生を創造していく旅の始まりだった。