あらすじ

「や…やめてください…その人は、俺にごはんをくれたんです…」

王家の命により、スラムの警備を担当することになった第三騎士団。
悪事を働く者たちがスラムの一角に集まっていると聞き、事態の確認と場合によっては粛清を行う予定だった。

現場に足を踏み入れると、そこは目も当てられないほど荒んだ場所だった。
暴力、薬の売買、窃盗。犯罪が日常として繰り広げられている。

「アンブラリア王家の名のもとに、ただいまよりこの場所を制圧する。」

その一言で騎士団が動く。怒号が響く中、すべての人間が騎士団に立ち向かってきた。
だが、部屋の隅で膝を抱えた少年だけは、動こうともしない。

「お前がこの場所のボスか。お前は第三騎士団に捕縛される。」

ボスと思われる男にを連行しようとしたとき、腰にまとわりつく弱々しい手に違和感を覚えた。
その少年の首元で、琥珀の首飾りがきらりと光る。その光に、なぜか焦燥感を覚えた。

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かつて、民から厚い信頼を得ていた王家があった。
しかし今、王家は過去の栄光を失い、ある宗教団体がその権力の一端を握っている。
人々はおとぎ話のように語られる王家を夢見つつも、何年も変わらぬ日々に諦めを抱いていた。

王家の再臨を願う騎士団長と、王家の生き残りとされる少年――
二人が出会い、国を再建していく物語。

「利用してるんだろ?俺のこと」
「ああ、そうだ。お前は俺の希望のために利用させてもらう」
「うん、それでいいよ。俺は、それでもいいよ。捨てられないなら」

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アルファポリス
アルファポリス2025/09/11
  • 現在の作品琥珀色の首飾り(仮称)