あらすじ
社会人となって初めてのボーナス。
以前より野鳥に興味を持っていた長本 坊(ながもと まち)が、カメラに手を出すのは必然と言えた。
だが、そんな一世一代の買い物に高揚する彼を待ち受けていたのは、厳しい野鳥撮影界隈の現実だった。
うまくファインダーに収められず、そもそも出現すらしない野鳥たち。
爆上がりするISO感度に、定まることのないオートフォーカス。
果てはカメラマン同士の機材マウントに、目を覆いたくなるマナー違反の数々。
そもそも¥200,000で揃えた機材一式が安物機材扱いってうせやろ!?
早々に心が折れかけたそのとき、坊の前に現れたのは、野鳥撮影に対する独自の向き合い方を確立したミステリアスな女性バーダー、輝石 玲衣(きいし れい)だった。
彼女との出会いをきっかけに、彼はよりバーダーとカメラの世界にのめり込んでいく。