あらすじ
祖父は名誉英雄、父は他国で王国騎士団団長、兄は若干20歳にして地方聖騎士団団長、そんなエリート一家に産まれた男、ハー・リンドンは戦闘の才能が無かった。
「一族の恥さらし」「穀潰し」「惨めな男」「ゴキブリ野郎」
あらゆる罵倒を受けても心は揺れぬほど、心は死んでいた。そんな彼が唯一没頭できたのは「魔導具の開発」だった。
しかし、その実力も同期のトップには遠く及ばず、周りは帰属家専属の魔道具技師へと就職を決めるなか、リンドンは実家で細々と魔導具屋をやることを決意。
現実は甘くなかった。業績も伸びず、家族には除け者にされ、周りの住民には落ちこぼれと揶揄され、全てを諦めようとしていたとき、
兄のお見合い相手であるまだ学生ながら飛び級で騎士団幹部候補に選出された学生兼女騎士キガセマ・イーロエが実家の一角にある彼の魔導具屋を訪ねてくる。
どうやら彼女は体調不良を訴えているようで、彼は急いで「異物排除の守り」を渡した。
すると彼女は頬を赤らめ、体が震えだし……
その後、あらぬ疑いをかけられ実家を追放されるが、道中その女騎士にばったり出会い、物語は進展していく。