あらすじ
かつての復讐を果たし、燃え尽きた白銀等級の剣士ヴィクターは、辺境の城塞都市ミザールでギルドの指導員としての仕事に選んだ。彼は華々しい実戦よりも「生き残り方」を教える不人気指導員――だが、その正体は聖剣の契約者で固有スキル《雷霆万鈞-タケミカヅチ》を持つ稀代の剣士であった。
ある日、かつて講習に来ていた石英等級の三人組――天真爛漫な剣士のアイラ、慎重派の風魔術師オルフェ、クールな法術師セラ――が門を叩く。ヴィクターは彼らの師を引き受け、実戦生還のセオリーを叩き込む。まずは森での小規模討伐へ――のはずが、そこに現れるはずのない強敵が現れ、はては森そのものに異常がおきる!
瘴気の出現、その背後に蠢く魔族の影。新人たちを庇いながら異常の核心へ踏み込むヴィクターは、二度と抜かないと決めた聖剣の解放を迫られる。復讐の先に空いた穴を埋めるには、今回こそは大切な人たちを守り切れるのか――育成×冒険×因縁が交差する、辺境スローライフファンタジー。