あらすじ

とある研究所。薄暗い室内には、天井から吊るされた照明が一つだけ心許ない光を投げかけている。白熱球はじりじりと小さく唸り、床にぼんやりとした影をにじませていた。その中心、台座の上――そこには、博士が長年の研究の果てに開発した最新型のロボットの試作機が鎮座している。 博士は確信していた。これこそが、現存するすべてのロボットを過去の遺物にする存在だと。 博士が操作レバーを倒す。直後、台座を走る電流が青白い閃光を散らし、機体が低く重々しい唸りを上げた。小さく爆ぜる音とともに、かすかに震え、ついにロボットが動き出す――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/09/10
  • 現在の作品ロボットの自殺