あらすじ
伊勢ヨシツネ——かつて源義経として討たれ、吸血鬼として甦った存在。歴史の中では本多忠勝として徳川家康に仕えた過去を持ち、実年齢は八百五十歳以上。長身痩躯にして妖艶な美しさを備えながら、現代では夜勤専属のトラックドライバーとして気ままなスローライフを送っていた。
ルキエル——黄金色の瞳と黒金に分かれた髪を持ち、地雷系ファッションに身を包む堕天使。かつて天界で光を司る天才と讃えられたが、十二天使の嫉妬により堕とされ、時空を歪めて現代日本へと逃れた。ヨシツネと邂逅した彼女は、助けを求め共に逃走するも、やがて「楽園街」と呼ばれる天界の一角へと強制送還されてしまう。
そこで二人が目にしたのは、光に満ちた楽園の裏側に隠された暗い真実だった。苦しむ住民たちに手を差し伸べ救うも、二人は「異端者」として絶対宗教勢力『ネストリア教会』に敵視される。
血と光——異形の力を合わせ、最強のタッグとなって次々と刺客を退けていく二人。しかし戦いはやがて天界の最高権力である十二天使を揺るがし、さらには魔界の大貴族までも巻き込む大規模な抗争へと発展していく。
そして遂に、吸血鬼と堕天使は、光と闇を越え、天界と魔界の命運を懸けた戦いの渦へと呑み込まれていく——。