あらすじ
炎に包まれた村で、少年は何も守れなかった。
剣は震え、魔法は生まれず、ただ立ち尽くすしかなかった。
唯一生き残った幼馴染を連れて辿り着いた辺境都市。
冒険者として立ち上がろうとした彼を待っていたのは――「魔力量ゼロ」という絶望的な判定だった。
嘲笑、失望、そして支えようとする彼女の不安。
それでも、彼の耳には“声なき声”が届いてしまう。恐怖も、迷いも、心の奥の叫びも。
命を削り、仲間の力を増幅する【共鳴】という代償の力。
戦場で剣を振るうことはできない。
それでも彼は、決意する。
「俺は戦えなくてもいい。俺たちみたいな犠牲者を、もう出させない」
戦乱渦巻く辺境で、“犠牲者ゼロ”を誓う少年の物語が幕を開ける。
初めて小説を書いてみました。お手柔らかに。