あらすじ

樫尾 俊雄。 36歳。 化学薬品メーカーで、デスクワークを担当するサラリーマン。 最近、樫尾は同じ夢を見ていた。 白い夢。 ただ白い、何もない虚無の空間。 白い空間が先も見えず、永遠に続いている。 樫尾はその夢の意味を理解してはいなかった。 繁忙期を迎えたある日、トラブルが起きた。 営業部の社員、黒川がミスを犯した。 得意先のオーダーを樫尾の部署に伝えるのを忘れていたらしい。 このままオーダーに穴を開けると、大損害の上、信用を失墜してしまう。 樫尾と同僚の女性社員、村上 悠香は深夜までかかり、対応に追われた。 そこにミスを犯した張本人、黒川が現れた。普段はうだつの上がらない男である黒川だが、そのときは様子が違った。 威圧的な態度。 そして、 「樫尾主任、 きさまがナイト·ブルーセーバーだったのか」 と意味のわからないことをいい出した。 黒川は突然、姿を変えた。 黒いエナメル素材のような全身スーツに身を包んだ得体の知れない怪人。 黒いヘルメットには鳥のくちばしを思わせるバイザーが顔をすっぽりと隠している。 緑色の光の刃、対の大型ナイフ。 素早い動き、圧倒的な力。 怪人に姿を変えた黒川は、村上を惨殺した。 次は自分の番だ。 樫尾は死への恐怖に全身を支配された。 恐怖が全身を満たしたとき、 樫尾も怪人に変身した。 怪人=ナイト。 夜に現れる現代の黒い騎士。 ナイトの強さは意識の集中で決まる。 青い光刃のセーバーを振るい、 ナイト·ブルーセーバー·樫尾は、 ナイト·ナイフ·黒川に勝利した。 デスゲームを終えた樫尾は、真っ白な空間にいた。 その空間に現れた漆黒の黒いローブに身を包んだ人物。 ザ·ロード。 神に近い存在··· すべてのナイトの創造主。 ナイトはザ·ロードが選んだ人間の強化形態。 ナイトたちは、ザ·ロードの手引きにより、夜な夜なデスゲームを繰り広げていた。 目的は最強のナイトを生み出すこと。 樫尾は、ザ·ロードにより、直接、記憶操作をされた。 リセット。 樫尾は自分がナイトであること、デスゲーム、同僚の村上の死、すべての記憶をリセットされた。 白い夢。 それは樫尾の脳の中に残る記憶のわずかな断片だった。 樫尾は夜な夜な繰り広げられるデスゲームから逃れられない。 最強のナイト·ブルーセーバーとして勝ち続ける限り。

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小説を読もう2025/09/09
  • 現在の作品『K·night The First/デスゲーム』