あらすじ

私はユリ、前世では薬学を学ぶ研究生だった――のに、気づけば絵本みたいな屋根の下、王都から遠い小さな薬舗の娘として生まれ変わっていた。薬の匂いを嗅ぎ分ける特技だけは前世のままで、調合はいつの間にか私の“言葉”になっていた。ある日、王都で原因不明の急死が続き、地方薬舗で未解決だった“ある配合”が手がかりとして浮上する。私は宮廷薬師として召され、王族や侍医、薬材商の思惑が絡む宮廷で、調合と観察眼を武器に陰謀の糸を解くことに。煎じれば真実は現れる――でもその真実は、誰かの生活を崩すものかもしれない。王都の影に潜む謎を、私はひとり、煎じ続ける。

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小説を読もう2025/09/09
  • 現在の作品王都薬舗の処方箋――煎じるは謎、配るは真実